本気でプログラムで食って生きたいと思った時の話

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「ちょっと会議室来て」

(ん?新人プログラマーの自分が何の会議だろう・・・)

帰り支度もそこそこに呼び出されたのでいってみると、
見たことも聞いたこともないプロジェクトが既に決定しているではありませんか

アサインされたエンジニアは自分独り

納期は再来週・・・

って自分、java scriptなんて組んだことありませんけど;

「他にプログラマいないから」

まあ、会社の決定ですし、
諸事情によりお手空きなエンジニアが居ないのは
もちろん存じておりますので

「はいわかりました」

とお受けするしかないんですがね。。


そんな感じで突如、振って沸いたデスマ・・じゃなくて某プロジェクト


ゆっても、世の中に出る製品なもんで、
やる以上は中途半端なものにはしたくない。
プログラマのプライドに掛けて。
自分の手掛けた開発実績としても。



特定されるような詳細は書けませんが、
某サービスのローンチに合わて提供開始されるアプリの開発なんですが、

もともとそんな予定なかったのに、急遽ウチでも用意することになったっぽいのですな、これ。


まあ、必要そうなデータは社内リソースにあるものに手を加えればいけそうとしても、
プログラム自体はフルスクラッチなもんで。
テストとデバッグを考慮すると実装は3〜4日が限界。


参考に、って渡された資料にコードスニペッドが間違ってたり、SDKが仕様通り動かないし、開発準備期間3ヶ月とか書いてあるけど一週間しかねえよ!ヽ(`Д´)ノ

とか四苦ハック。


Javaなら授業でやったし(名前的に)大丈夫だろうと、
まるで間違った根拠で高をくくって
java scriptの言語仕様を学ぶこと3日


関数型言語というやつらしくて
予想とはぜんぜん違ったんだけど
これが結構面白くて

グッド・・・なかなか面白い言語だ
もうプロトタイプの方は大体覚えた

なんてプログラマーズハイになったり。


クラスの代わりにプロトタイプか、継承ってどうすんだろ?

なんて調べながらいつものノリでオブジェクトっぽくがりがり書いて、

テストもデバッグもしつつ、

さらに欲張っちゃって、CPU,GPU,メモリすべてにおいて、
プラットフォームの性能限界まで使ってやるぜ!!
って攻めまくって、

逆にSDKのバグやら仕様の不備やらあぶりだしつつ、


納期ぎりぎりまで手加減せずに作りこんで。

もちろん間に合わせて。


・・・


そしてサービス開始。

バグったりしませんようにって内心ドキドキしながら

初日の速報聞いて、
同時提供のアプリの中で20倍近い差をつけて、
No1ダウンロード数の快挙を成し遂げて、

2chで自分の作ったのに一番すげーってレスがついてたの見つけた時は、


『ああ、プログラムで食って生きてー』

って本気で思った。